英会話学校のトライズ(TORAIZ)
について検索してみると、
実際に通ったことのある人達の
感想がほとんど出てこない。。
これじゃこれから受講を検討している
人達は困りますよね。
管理人は割と英語を使う
外資系という組織に属しているため
トライズに入る前に鬼のようにネットで
評判や口コミを検索しまくりましたが、
ネットでは在校生卒業生などの
リアルな声(役に立つ情報)がほとんど
見当たらず悩みました。
そこで今回は、
実際にトライズに1年間通った管理人が
これから受講を検討している方のために
トライズで行われている学習内容や
その効果について遠慮なく書いてみたいと思います。
目次
トライズで英語は本当に上達するのか?ネットの評判は○○が多い?!
まずはじめに、巷に溢れている
トライズに関する口コミサイトは
アフィリエイト系が大半で、
記事の内容は実際に通ったことのない人達が
公式サイトから情報を
寄せ集めて書いただけのものがほとんどです。
トライズは受講料が高いので、このような
評判、口コミサイトを真に受けて安易な
申し込みはしないほうがよいでしょう。
それを踏まえた上でトライズに行けば
上達するかしないか答えると
トライズに行って短期間で劇的な会話力の上達を期待するのは現実的ではありません。
しかし、まだ英語学習が習慣化できていない人がこれから年間1000時間という英語学習の習慣を手っ取り早く身につける為にトライズに行くのはアリだと思います。
但しこの効果を最大限享受するためには
コンサルタントに毎日、
学習時間を報告する必要があります。
学習進捗も2週に一度、専任コンサルタント
との面談でチェックが入るため、
わからないこと、つまづいていること、
相談したいことがあれば何でも聞ける
サポート体制が敷かれています。
手厚いサポート態勢が敷かれているトライズですが、
”英語学習がまだ習慣化できていない
人が英語学習の習慣を強制的に身につけさせる
ための学校”
という側面が強過ぎるんじゃないか?、と私は感じました。
色々な学校を渡り歩いてここに
たどり着いた人もいるかと思うので
英語コンサルに魅力を感じて
入校を希望される方はちょっと注意が必要かもしれません。
さらなるレベルアップや知見を得たいと
考えていたり
すでに一定の英会話レベルがあったり
英語学習の習慣やモチベーションがある人なら
あえてトライズに行く必要は無いのかな。
なんて個人的には感じました。
皆さんも薄々感じているように、
トライズに入ればある日突然英語が
ペラペラになることは無いと思います。
また私は
”VersantやTOEICで高得点を取ること”
イコール”英語が上達した”とは思っていません。
”英語でモノを考える回路を習得することこそが英語の学習”
であると思います。
私はもともとネイティブとの会話は
仕事柄、日常的に行っていたので入学時には
それなりに自信がありました。
しかし初回のVersantの点数は30点台でした笑
その後もあまり点数に変わりはありませんでした。。
(ネイティブとのレベルチェックでは
Versant50点以上の実力はあると言われたのに。)
同じクラスの方で会話が成り立たない程
喋れない人が48~50点とハイスコアを取っているのを見て
コンサルタントに理由を尋ねてみたら、
Versantは高得点を取るためのコツが幾つかあるそうで、、
問題で使用されている単語やフレーズを
可能な限り使って話すと特に高得点が出やすいとのこと笑
またトライズのカリキュラムはシャドーイングとスピーキングを中心とした
極めてオーソドックスかつ王道的なものです。
でもこの内容を1年間かけ1000時間行うのは
英語上級者でも中々大変ではないかと思います。
英語の上達には最低1日3時間の学習時間が
必要と言われていますが、
これを独りでやるのは結構シンドイと思います。
とは言ってもこの習慣を身に着けてしまえば
卒業した後も継続しやすいため、
卒業後の学習期間も含めた長いスパンで
見るなら、トライズで英語を学習すれば
上達する、と言えるのかもしれません。
トライズを選ぶポイント
「習慣」というものに
価値を見出しお金を払えるかどうか?
で判断するべし。
これが1年間トライズに通ってたどり着いた
管理人の結論です。
トライズの教材は持ち込みもOK?フルカスタマイズ可能な教材
トライズに入るとまず最初に受講生ごとに
専任の日本人コンサルタントが
割り当てられます。
コンサルタントのバックグラウンドは
帰国子女や通訳翻訳をされていた方など
様々ですが、
どなたも英語力には相当な自信が
ある方達なので受講生の質問や相談に対して
たいていの事は答えてくれます。
ただし教えることに慣れていない方も
一定数おらるので自分には合わないと思ったら
担当コンサルタントを変えることも出来ます。
トライズに入学してからの学習の流れ
流れ | 内容 |
1.レベルチェック |
|
2.初回コンサルティング |
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3.個人学習開始 |
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4.グループレッスン開始 |
|
5.オンラインレッスン開始 |
|
6.プログレスチェック |
|
7.Versant受験 |
|
以降3→4→5→6→(7)→3…を繰り返して行く。
Versantとは?
会話能力に特化したコンピューターを相手に会話力を測る試験のこと。
https://www.versant.jp/
また、個人学習で使うテキストは
市販のものになりますが、
持ち込みなど自分が指定して
コレがやりたいという教材にも
対応してくれます。
フルカスタマイズして
お気に入りの学習内容を作ることも可能です。
リスニング教材
リスニング教材には洋画のスクリプト本である
スクリーンプレイシリーズを使います。
これでシャドーイングを数ヶ月間徹底的に
行なっていきます。
【前期】
- プラダを着た悪魔(スクリーンプレイ)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー(スクリーンプレイ)
【後期】
- 究極のビジネス英語リスニング(アルク)
- 究極の英語リスニング(アルク)
それぞれ2つのどちらを利用するかは受講生の
レベル次第ですが、皆さんほとんど
プラダとビジネス英語リスニングを使っていました。
管理人もプラダ本を使い4ヶ月くらい掛けて
シャドーイングを一周終わらせて
ビジネス英語リスニング1に移りました。
シャドーイング初期段階ではまだ脳内に
英語の回路が出来上がっていないので、
意味と音を聞き取ることを同時に
やろうとしてはいけないとコンサルタントから指示があり
まずは英語の音だけ聞き取れるようにすることを目標に練習を続けました。
プログレスチェックでもコンサルタントから
シャドーイングの質について細かい指摘は
ほとんどありませんでした。
おそらくこの学習フェーズの目的は
シャドーイングのやり方と習慣づけを身体に
染み込ませることではないかと思います。
スピーキング教材
スピーキング教材にはビジネスシーンで
よく使われるフレーズを収めた市販のテキスト
を使います。
英会話ぺらぺらビジネス100(アルク)
ビジネスでよく使うフレーズを口に出しながら
ひたすら覚える。
プログレスチェックではコンサルタントが
日本語訳だけを言うので英語で答える。
そんな感じで頭にどんどんフレーズを
覚え込ませていきました。
オンラインレッスン
講義は一回25分で週2回行われます。
教材はネイティブ講師に完全に任されて
いました。
NPRやVOA,BBCなどで扱われてる
最新のニュースをネタにしてディスカッション
をするレッスンです。
講師の質は他のオンライン英会話と比べて
高く鋭い質問を手加減なし投げかけてくる
レッスンは毎回大変でしたが満足しています。
グループレッスン
一回50分、週一回のディスカッション形式の
レッスンです。校舎でレッスンは行われます。
1クラス大体3名ほどの生徒で行います。
教材は毎回ネイティブ講師に任されており、
NPR,VOA,その他様々なトピックが予め
メールで送られてきます。
生徒はトピックや講師から与えられている
質問に予め目を通しておき、
当日にディスカッションをするという
流れでレッスンが行われます。
トライズの料金はナゼ高いのか?!元を取るために心がけること
トライズの料金が高い理由は、
何故でしょうか?
管理人の推測になりますが
おそらくこのような理由からだと思われます。
トライズの料金が高い理由
- 高額な受講料で年間1,000時間の学習をコミットさせるため
- 授業料という概念ではなくコンサル料だから
- 「英語学習の習慣」をお金で買うから
まとめ
管理人はまだ卒業してから数ヶ月しか
経っていませんが、1年通ってどうだったのか
と問われると、
正直なところ高い料金の元はまだ取れておらず
個人的には行ってよかったかは微妙です。。
年間1,000時間の学習習慣を
金で手に入れたと考え納得するようにしています。
結局、英語は誰かに教わって上達するもの
じゃないですからね。
上達は、本人の頑張りに
ほぼかかっていることだけは断言できます。
このブログの読者の中には
これからトライズに通おうか
悩んでいる方もいるかも知れません。
もし良かったら皆さんが
入学前に聞いてみたいと思っていることを
このブログにコメントしてみてください。
可能な限りお答えしたいと思っています。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。