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「雷で稲が豊作になる」!?伝承か事実か?そのメカニズムは?

日々の生活に欠かせない
食料を作り出してくれる農業。

農業は古くから伝わる分
様々な伝承があります。

その一つが
「雷で稲が豊作になる」というものです。

素人眼からすると雷が鳴ると
なんとなく稲は不作になりそうな
気がしますけど古くからそう言われている
だけあってそのような経験があるのでしょう。

実際稲が
豊作になるのは事実なのでしょうか?

また、そのメカニズムはあるのでしょうか?

ここでは
「雷で稲が豊作になる」のは事実か
しっかりと解説していきたいと思います。

目次

「雷が落ちると稲が豊作になる」その由来は?実証されている?

雷が落ちると稲が豊作になるということは
古くからの経験から言われておりその結果
稲妻」という言葉の由来にもなっています。

雷を「稲の妻」と表し、つまり
稲と夫婦と考えるほど、雷と稲は
互いに支えあっており雷が落ちると
稲が豊作になると考えられていました。

しかし、このように稲妻の
言葉の由来になるほど相性が良いと
されていても実証はされているのでしょうか?

結論から言えば、実証されています。

雷によって稲は豊作になります。

雷の空中放電によって
空気中の窒素が分解されその結果
雨に窒素が溶け出して、土に取り込まれます。

窒素は植物にとっての栄養源ですのでそこから
栄養を吸収し稲が豊作になるという仕組みです。

やはり、古くからの実体験は
科学的にも正しいものだったのですね。

雷で畑も豊作になるのか?畑でも窒素は増える?野菜による違いは?

さて、雷と稲についての関係は分かりましたが
雷は稲以外の畑でも豊作になるのでしょうか?

結論から言えば、なります。

窒素は稲に限らず、植物の栄養源となります。

ですので、野菜による違いはなく
雷になったら稲以外の畑でも豊作になります。

雷は豊作をもたらす神?田にしめ縄を張る祭りや雷神社のご利益

雷は稲に豊作をもたらす
ことから信仰の対象にもなりました。

日本各地には雷神社と呼ばれる
神社がありそこでは主に雷を神と
信仰し稲の豊作を願い祀られていました。

また豊作を願う祭りも
日本各地で行われています。

とある祭りでは
しめ縄で四方を囲み田に見立ることで
田に雨が降り、豊作になることを願います。

このように信者や祭りが多くある
ことから古来より田と人々は切っても
切れない関係性にあったことがわかりますね。

まとめ

雷と稲の関係性について
理解することができましたでしょうか?

全く関係性がないように
見えるところから実は稲の豊作に
つながっていたなんて驚きですよね。

雷は怖いイメージがありますが
稲にとっては恵の雷とも考えられます。

雷が苦手な方も
稲は喜んでいると考えたら
少しは克服できるかもしれませんね笑