新年恒例のスポーツイベントとして人気の高い箱根駅伝ですが、
「なぜ関東の大学ばかりなの?」「予選会やシードってどうなってるの?」
と箱根駅伝の参加資格について疑問を持った人も多いと思います。
そこで今回は「箱根駅伝の参加資格」や「予選会の通過やシードの決め方」など箱根駅伝について気になる点を調査してみました。
【第95回 #箱根駅伝 まであと4日!】
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— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) December 28, 2018
目次
箱根駅伝に出られる大学は関東だけ?
実は関東学連加盟校にしか箱根駅伝の参加資格はありません。
箱根駅伝の参加資格を持つこの学連とは具体的には以下のように定められています。
- 関東学連加盟校
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県に本部を置く学校。
関東学連加盟校には大学だけではなく高等専門学校も含まれる。
更にその他の箱根駅伝の参加資格はこちらです。
- 箱根駅伝の参加資格
1. 所属校が関東学連加盟校であること
2. 所属校が関東学連から処分を受けていないこと
3. ランナーが関東学連から処分を受けていないこと
4. ランナーは出場申込回数が4回未満であること
以上の箱根駅伝参加資格をクリアすればだれでもエントリーはできますが、当然のことながら出場枠は決められており,箱根駅伝に出られる学校数は23校となっています。
箱根駅伝に出られる大学の内訳はこちらです。
- 箱根駅伝に出られる大学
シード権校…10校
予選会通過校…11校
関東学生連合チーム…1校
関東インカレ成績枠… 1校
合計23校
予選会に参加するのは約40校と言われているので箱根駅伝の本戦までに参加校は約半分に絞り込まれます。
このように裏では過酷な闘いが本番前に繰り広げられていたことを皆さんはご存知でしたか?
箱根駅伝に出るには予選会から!
箱根駅伝の参加資格の一つとして予選会の通過があります。
ではこの予選会はいつ・どこで・どのように行われているのでしょうか?
箱根駅伝の予選会
- 予選会開催時期
毎年10月頃
- 開催場所
東京都立川市
陸上自衛隊立川駐屯地滑走路
~立川市街地
~昭和記念公園(21.0975km)
- 選出方式
ハーフマラソン方式
各校上位10名の合計タイムが少ない上位10校を選出
箱根駅伝の予選会はエントリー校の増加に伴い、駅伝方式ではなくハーフマラソン方式で行われています。
まだある箱根駅伝の参加資格!シードの決め方は?
もう一つの箱根駅伝の参加資格としてシード権があります。
ではシード校を決める基準とシード権を得るメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
箱根駅伝のシード権
- 基準
箱根駅伝本番で総合10位以内に入った大学はシード権を獲得できる
- メリット
翌年の箱根駅伝の予選会が免除される
1月の本番競技に向けて余裕を持って調整ができる
箱根駅伝で総合10位以内に入るのと入らないのでは大きな違いがあるのはこのためです。
そして箱根駅伝の見所の一つがこのシード権争いなのです。
人生の縮図を見ているようで優勝争いよりも面白いと言う人もいるくらいです。
まとめ
いかがでしたか?
駅伝やマラソンは見ても面白くないという人もいますが私などは「箱根駅伝は競技ではなく人生ドラマとして見ると,とても面白い」なんて思ったりします。
箱根駅伝はチームで闘うため、まさかの強豪の失速による逆転劇や、シード権を賭けた負けられない死闘など競技中に様々な人間ドラマを見ることができます。
これって進学、就職・昇進、家族との関わり方等,自分の人生とちょっと似ていると思いませんか?
この記事を読んで、競技前に行われている闘いなど箱根駅伝の参加資格、出られる各大学の背景を知ってもらい箱根駅伝をより楽しく観戦していただければ嬉しいです!