春になると和菓子屋さんだけでは無く
スーパーやコンビニでも見られる機会が増えて
ついつい食べたくなる桜餅。
あんこの入ったお餅を包んでいるあの葉っぱ、
何の葉っぱで何の目的で巻かれているものだか
知っていますか?
塩味が付いていていい香りだし
食べれるような気もするけど・・・
いざお茶の席などで出された時に食べても
いいものなのか、それとも飾りだから食べるのは無作法なのか・・・
と悩んだ人もいるかと思います。
桜餅を包んでいるあの葉っぱ、実は
「桜の葉の塩漬け」なのです。
桜餅のふわっと香る独特なサクラの香りは
この葉っぱから出ているのでかなり重要な役割を担っています
あのピンク色のお餅から名前が付いたと
思っていたけど葉っぱも桜だなんて風流ですよね。
目次
桜餅の葉っぱは食べられる?もう悩まない正式なマナーはこれだ!
桜の葉で包んでいるのには
- 香り付け
- お餅が乾燥してしまうのを防ぐ
の2点の理由があります。
食べられる葉として巻かれているので、食べてしまっても問題はありません。
ただ、塩漬けの桜の葉の香りの元となるクマリン
という成分を多量に摂取すると肝臓に負担がかかってしまう事があるので、1度に大量に食べるのはお勧めしません。
マナーの観点から見てみますと、結論的には食べても食べなくてもなマナー的に問題はないそうです。
お茶会などで桜餅が出た時に横に黒文字が添えられていた場合、葉っぱを剥がして切り分けて食べると上品に見えると思います。
ただ、お餅から剥がしにくい場合はそのまま食べた方が綺麗に食べられますよね。
不安な場合は事前に確認をしたり、周りの様子を伺ってみれば間違いないでしょう。
桜餅の葉っぱを食べる?食べない?少数派はどっち?食べる割合を調査
マナー的には食べても食べなくてもどちらでも
大丈夫と言われても実際どのくらいの割合の人があの葉っぱを食べているか気になりますよね。
女性セブンが30〜70代の女性200人にアンケートをとったところ、
「桜餅の葉を食べる派」が55.5パーセント、
「桜餅の葉は食べない派」は44.5パーセント
と、食べる人の割合がおよそ10パーセントほど高いことがわかりました。
各々の好みで食べる人と食べない人がいるということですね。
桜餅の葉っぱにはそんな栄養があるのか?効能に付いても知りたい!
食べても良くて、かつ何か栄養があるのであれば
食べないで捨ててしまうのは勿体無いですよね。
先ほど記載した香り成分のクマリンですが、実は
抗酸化物質のポリフェノールの一種なんです。
肝機能を弱める恐れが・・・
なんて言われると有毒物質のように感じて
しまうかも知れませんが、血流を良くする効能があります。
つまり女性の大敵のむくみ改善にも繋がりますし、
血栓防止の薬としても使われているんです。
1日に20個や30個も食べてしまう事さえなければ、
肝機能を脅かす心配もないので安心して食べて欲しいです。
まとめ
桜餅を包んでいるあの葉っぱ、好みで食べても食べなくてもいいんですね。
ちなみに同じように葉っぱで包まれている柏餅の葉は食べることができないので注意してください。
甘みの強い桜餅に塩漬けのあの葉っぱが付いている事で甘みに塩気と桜の香りがプラスされて最後まで飽きずに食べられますよね。
もし今まで食べない派だった人もこれを機に1度食べてみてはいかがでしょうか?