相撲で懸賞金のかかった
勝負に、勝った力士に対して
行司が何か「ブツブツ」言い
ながら懸賞金とその上に置か
れた矢を渡す場面を目にします。
また、行司さんが弓を
もって渡そうとしている
場面を目にすることもあります。
あれって、なんでしょうね?
大相撲って、いろいろ
不思議な場面を目にしますね。
今回は、そんな相撲の
- 懸賞金
- 弓
- 矢
などについてご紹介いたします。
目次
相撲で優勝した!矢は貰えるの?貰えない人もいるって本当?
相撲で優勝しても
矢はもらえません!!
優勝は、その場所で
最多の勝利数をあげた
力士に対して、もたらされる
もので優勝杯や優勝賞金1000万円
の他にさまざまな副賞があります。
また、優勝杯の
他にも内閣総理大臣杯や
アメリカ合衆国大統領杯なども
貰えますが、矢はもらえません。
矢が貰えるのは千秋楽の
これより3役の3番の取り
組みで最初に勝った力士に
懸賞金と矢が与えられます。
最初に勝った力士には
「小結にかなう」として
「矢」があたえられます。
https://twitter.com/s06916sm/status/691291772920528896?s=20
次の取り組みで勝った
力士には「関脇にかなう」
として「弦」が与えられます。
結びの1番に
勝った力士には
「大関にかなう」
として「弓」が与えられます。
その上に乗せられた、「役相撲にかのー(叶う)」で大関に与えられる弓弦。琴奨菊─稀勢の里戦の懸賞金と一緒にくくられている。 pic.twitter.com/reLxXDmV9I
— ニジマス (@tsuitabesugite) October 26, 2014
弓は弓取り式の力士が
後で代理で行司より受け取ります。
大相撲の懸賞金と破魔矢を一緒に受け取るのは何の意味があるの?
弓取り式にみられるように
大相撲と弓は密接な関係があり
戦国時代に戦で手柄を立てた武士
には殿さまが賞金や刀を与えました。
相撲好きな戦国武将の
織田信長は、ひいきの力士に
刀ではなくて弓を与えたそうです。
そんなことから相撲と
弓の関係が出来たようです。
矢が貰えるのは
千秋楽のこれより
3役の3番の勝負で
最初の取りくみに勝った力士が
懸賞金と一緒に破魔矢がもらえます。
相撲の懸賞金、どのくらい貰っているの?今までの最多本数は?
2014年の懸賞金の
総額は約4億位だそうです。
懸賞本数の上限は
60本ですが、年3回の
東京場所(1月・5月・9月)
に限りかけられる、森永製菓が
提供する懸賞金で、森永賞と言う
懸賞があり、森永賞を入れると
上限は61本となります。
これまでに
懸賞本数の
上限61本がかかった
取り組みは、次のようになります。
- 平成27年1月場所 千秋楽
白鵬VS鶴竜 - 平成27年9月場所 千秋楽
鶴竜VS照ノ富士 - 平成28年5月場所 14日目
鶴竜VS稀勢の里 - 平成29年1月場所 千秋楽
白鵬VS稀勢の里 - 平成29年5月場所 7日目
稀勢の里VS御嶽海
※太字が勝利力士です!
1本の懸賞金は
6万2千円ですから61本では
なんと372万1千円となります。
1勝負にこれだけの懸賞金が懸け
られるんですから、すごいですね!
まとめ
大相撲と弓の関係は
織田信長がひいきの
力士に弓をやった事
に由来していました。
千秋楽に三役の勝利力士に
それぞれ矢、弦、弓を贈る
ことも弓との関係でしょうね。
聡ノ富士の弓取り式。カッコイイ…(*´ω`*) #sumo pic.twitter.com/5VJq1hPq4p
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) January 15, 2016
子どもの頃、弓取り式が
「カッコイイ」と思って
弓のまわし方を見よう見まねで
一生懸命に練習したものです。
小学校に土俵が必ず1つは
あった草相撲も全盛時代でした。