ホント!です。良く知られている話ですが
1万 1000 年前、アラビア半島周辺で初め
て野生の猪を家畜化して豚が誕生しました。
豚も猪も学名は
「Sus scrofa」と言います。
この時代にはすでに
森の中でイノシシ狩り
が盛んにされてました。
東南アジアにいる
豚や黒豚は見た目が
猪と似ていますよね。
そこで、牙に注目して見ると
オス猪には鋭い牙があります。
1頭のメスをかけた3頭のオスイノシシの激しい闘い!
負けて牙も取れてしまったイノシシが痛々しい…。#ナショジオTV pic.twitter.com/fP30HVZ6SV
— ナショナルジオグラフィック(TV) (@natgeotv_jp) August 1, 2019
豚は、家畜化され退化して
しまっているので短くなっています。
動物園にずっと豚のおしりを押し続けるヤギと
嫌がり続ける豚がおった pic.twitter.com/7mEDBnPNyK— 【犬派へ送る】ほっこり❤️ムービー (@tora_kunn22) September 16, 2019
そして、体形の違いもあります。
豚は、食肉のために品種改良をしました。
そのため、胴が猪に比べ長くなっています。
今回は、豚肉や「ジビエ」と呼ばれる
猪肉について、さらに詳しく解説します。
目次
猪肉と豚肉、どちらが食べやすい?味わいの違いは脂にあった!
野生の猪は大自然を
かけ回り自然のモノを食べて
育つので栄養価も豊富で高タンパク
低カロリーです。繊維質もあります。
さらに、自然の中を自由に動き必要な分
の脂肪をつけるので、脂肪の質が良いです。
自然のパワーは、素晴らしいですね。
ジビエの猪肉の脂は
豚肉に比べさっぱりした
脂の感じでほんのり自然の甘さです。
また、豚は育った
飼料で脂の味に変化が出ます。
たとえば
- 抗生物質を抑えた飼料で
育った豚の脂は..軽い甘み - 米配合の飼料では..あさっりとした甘み
- ハーブ配合の飼料で育った豚は…
ふわっとした甘みの脂になります。
お好みの味を選んで
食べ分けると楽しいですね。
猪と豚のハーフがいる! 豚から猪が生まれた理由が衝撃だった!
メスの豚とオスの猪から生まれた
ハーフの家畜を「イノブタ」と言います。
始めて誕生したのは1970 年
和歌山県すさみ町の畜産試験場です。
これは、町おこし
のために生まれました。衝撃ですよね!
そして、1986 年に
すさみ町を領土とした
パロディ王国「イノブータン王国」
(愛称:イブ王国)を建国されています。
https://twitter.com/susami_jyouhou/status/1124300111482241029?s=20
その王国内
(すさみ町の宿や食堂)では
イノブタ肉を使ったカレーや
ラーメン焼きそばなどが食べられます。
イノブタの肉は
あっさりしているのにコクのある風味
できめ細かくやわらかいのが、特徴です。
「猪年」があるのは日本だけ? 意外過ぎる豚と干支の関係とは!
2019 年は
猪(イノシシ)年ですね。
干支の中で 12 番目にきます。
もともと干支は方角や時間
を表すために使っていました。
無病息災の象徴である猪。
中国語では
「猪」の言葉は
「豚」を意味します。
他のアジアの国
韓国・台湾・モンゴルなども
中国と同じように「豚」となります。
中国から日本に干支が
伝わった 4,5 世紀の頃
日本では、野生の猪狩りをして
貴重なタンパク源として食べていました。
まだ家畜の豚を飼う
習慣がなかったようです。
そのため干支が
『ブタがイノシシ』になったそうです。
だから
「イノシシ年」は日本だけですね。
まとめ
豚と猪は、遺伝子的に同じ
ことがとても興味深いことですね。
ジビエの王様
「猪肉」は牡丹鍋やフレンチ
・イタリアン料理に大活躍しています。
自然の山や森で育った
イノシシは脂肪も少なく肉が引き
締まって、その上栄養価も豊富です。
自然の恵みに感謝しな
がらいただきたいですね。
【メモ】
「ジビエ」とは
狩猟で捕獲された天然の
野生鳥獣の食肉のこと。フランス語です。