花火大会で爆発事故がなぜ起きるのか?原因や注意点について知りたい

年中行事

夏の風物詩、花火!!

しかし、花火大会では毎年暴発事故や爆発事故で多くの怪我人が出ています。

2013年から2018年までの花火大会での事故例を見ますと次ぎのような花火の事故が起きています。

【花火大会での事故例】

  • 花火が地上付近で爆発した。
  • 打ち上げた花火の破片が観客席に落下して怪我をした。
  • スターマインを発射する際に暴発した。
  • 花火が十分に上昇しないで、地上に落下した後に、爆発した。
  • 10号玉が十分に上昇しないで爆発した。
  • 手筒花火が暴発し、観客が骨折した。
  • 水中花火で、打ち上げ作業員が、手に持った状態で破裂して、作業員が手首欠損の重傷を負った。

 

この様に、花火大会における事故の原因は多種多様です。

 

今回は、花火大会での爆発事故の原因や注意点についてご紹介します。

目次

福知山のドッコイセ福知山花火大会の今は?事故のあと再開されたのか?

2013年8月15日夜に「ドッコイセ福知山花火大会」で路店主の男が発電機に、給油する際にガソリンに引火し、爆発炎上して死者3人54人の重軽傷者を出した事故が起きました。

 

そのため、それ以降は福知山花火大会は中止となっていましたが、2016年8月21日に事故があった河川敷でNPO法人イーグローズによって再開され、花火1000発が打ち上げられて、約2500人が訪れました。

 

しかし、遺族から反対意見がありそれ以降は再開しない方向で進んでいます。

福知山の花火大会2019はどうなる?時期や会場について知りたい!

2016年8月21日に事故があった河川敷で、NPO法人イーグローズによって再開された、小規模な花火大会も被害者家族会から
「時期尚早」の反対意見がありました。

 

市や福知山商工会議所などの実行委が主催する、福知山の花火大会も事故以降、中止となっています。

 

したがって「福知山 花火 2019」も現在は白紙状態です。

花火工場でなぜ爆発が起きてしまうのか?原因や安全対策はどうなのか?

花火工場は「火薬類取締法」に従って建設されています。

 

花火工場と周辺民家の距離で、工場内に置ける火薬量がきまり、工場が爆発しても周辺民家には、被害が出ない様になっています。

 

工場の火薬庫と薬品庫は別の建物になっています。

 

工場内にはマッチ、ライター類の持ち込みは厳禁、静電気の発生しやすい化繊の洋服は着用は不可。

 

電気のスイッチも、「防爆式スイッチ」といい、スイッチ全体を防護して、接点が外部に露出してない構造になっているものを使用しています。

 

掃除機は、スイッチのON・OFFによる火花があるので使用禁止になっています。

 

落雷による被害を防ぐために、避雷針は必ず設置しています。

 

このような厳重な管理のもとに、花火は作られていますが、残念な事に花火工場の爆発事故は、稀にあります。

 

その原因は、ほとんどが花火工場側の法律違反によるものです。

まとめ

2013年のドッコイセ福知山花火大会の事故は、「ちょっと」した不注意により引き起こされました。

 

【爆発・引火の原因】

  • ガソリンの携行缶が、自家発電機の排気口のそばに、置かれた

ために、排ガスの熱風を浴びていた。

  • ガソリンの携行缶が長時間、炎天下におかれて、缶が高温状態に

なっていた。

  • 自家発電機にガソリンを補給する際に、携行缶の内圧を下げる

操作をしたないで、蓋を開けた。

 

このような、「ちょっと」したミスが大きな事故になり、11万人もの観客が押し寄せる「ドッコイセ福知山花火大会」が停止になっているのです。

 

あなたも私も、これを「対岸の火事」と思わずに「ちょっと」した事に気をつけましょうね!!