桜餅の葉っぱ…食べる?食べない?葉っぱで包む理由って?

年中行事

桜餅と柏餅。

葉っぱに包まれているお餅ですが
みなさんはこの葉っぱを食べていますか?

頻繁に食べるものでも無いので
葉っぱは食べるものなのか、どうなのか…

ふわっとしたまま
季節が通りすぎていきました(笑)

今回はお餅を包んでいる葉っぱ
について詳しく見ていきたいと思います。

目次

桜餅の葉っぱ、そもそも食べて大丈夫?使っている葉っぱの種類は?

桜餅の葉っぱは食べて大丈夫です。

必ず食べましょうではなく

みなさんのお好みで
と付け加えておきます。

桜餅に付いている
葉っぱの独特の塩味が
餡の甘さを引き立てて
とっても美味しいですね。

中には葉っぱの葉脈が噛み切り
にくく食べにくいと感じる人もいます。

https://twitter.com/catechi_n/status/1174922479267012609?s=20

ここは好みによって
変わってくるところでしょう。

桜餅を作っている
和菓子職人の方に聞いてみると
桜餅の葉っぱを外して食べることを
進める職人さんの方が多いようです。

食べられないわけでは
ありませんがどうしても
香りや塩味が強すぎてしまう
ために本来の桜餅の美味しさを
妨げてしまうと考えるためです。

桜餅によっては葉っぱが剥がれ
にくく破れてしまうものもあります。

その時は一緒に食べた
方がお行儀が良いですね。

桜餅に使われているのは何の葉っぱ?

香りがとても良い
大島桜系の葉っぱを使っています。

伸び始めたばかりの柔らかい
葉を塩漬けにしているものです。

桜の中では大島桜の葉は
毛がなく芳香成分が多いために
桜餅によく使われているようです。

桜餅を葉っぱで包む理由!名前の由来・桜の味わいに秘密があった!

桜餅を葉っぱで包む理由は2つあります。

  • 桜の香り付け

お餅にほどよい桜の
香りをつけるために香りの
良い大島桜の葉でくるみます。

  • 保湿効果

桜の葉っぱでくるむことでお餅の
表面が乾いてしまうのを防ぎます。

桜餅の2つの名前

桜餅には2つの名前が存在しています。

「長命寺」と「道明寺」です。

  • 長命寺…関東風(江戸風)の桜餅

小麦粉が使われていて
クレープのように薄い
ピンクの皮に餡が包まれています。

隅田川沿いにあった
長命寺(現在はありません)
の門番が桜の木からたくさん
落ちる葉に悩まされ、まとめて
塩漬けにして餅を包んだところ
とっても美味しくできたそう。
これが長命寺の由来になります。

 

  • 道明寺…関西風(上方風)の桜餅

道明寺粉という材料を使用しています。

ツブツブ感があるのが
特徴で小ぶりで丸い形状です。

ちなみに北陸、東北、北海道も
桜餅といえば道明寺が一般的です。

お寺にお供えしていた蒸し米が
きっかけで干飯(ほしい)ができました。

特に道明寺で作られる
干飯が評判が高かったために
道明寺という名前が残りました。
現在でも大阪に道明寺はあります。

柏餅の葉っぱは食べるものなの?柏の葉で包む理由も調べてみた!

柏餅の葉っぱは一般的に
食べないものとされています。

見た目も桜餅と違って
だいぶ葉っぱがしっかりして固め。

また、お餅の方が葉っぱより
小さく、隠れている場合もあります。

食べて害になるわけでは
ありませんが、食べないことの方が主流です。

柏餅が葉っぱに包んである3つの理由

  • 香り付け

柏餅を口に運ぶとふんわりと
鼻に抜ける柏の葉の良い香りが漂います。

  • 抗菌作用

柏の葉っぱに含まれるオイゲノール
という成分には殺菌作用があります。

昔からある食べ物で
長期保存するために、殺菌作用のある
柏の葉っぱで包み傷みを防ぎました。

  • 保湿効果

お餅の表面を乾燥させない
ために柏の葉っぱで巻いています。

まとめ

お店で桜餅や柏餅を見かけると
季節を感じることができますよね。
桜餅の独特の香りが大好きです。

子供の頃はどんなにビリビリに
破けても葉っぱを外して食べていました。

大人になってからは、桜の葉の
風味も好きで一緒に食べていました。

お店によって食べない方を
推奨している場合もあるよう
なので和菓子屋さんで買うときは作り手
さんに1度聞いてみるのも良いですね。

お店オススメの食べ方で
より美味しく頂けそうです。