夏に向けて暑くなるとそうめん、ひやむぎが食べたくなりますよね。
スーパーの売り場で同じ陳列棚にそうめん、ひやむぎ、にゅうめんとそれぞれ名前がついているパッケージが並んでいるのをよく見かけます。
しかし、それぞれの麺の特徴や違いをご存じでしょうか。
何が違うかもわからずなんとなく値段が安いものや目線の位置にあるもの、おすすめ品を選んで買ってしまいます。
何が違うのか今回ご紹介します。
目次
そうめんとひやむぎの違いって言える?意外に知らない食べ物の常識
そうめんとひやむぎの違いは、麺の太さにあります。
同じ原料である小麦粉、塩、水から作られています。
そうめんの場合にはこれらに植物油が入ります。
材料にほぼ差はないのですが、
そうめんは直径1.3㎜未満でひやむぎは直径1.3㎜以上1.7㎜未満と日本農林規格(JAS)基準で定められています。
ちなみにうどんも材料はほぼ同じで太さが直径1.7㎜以上であるだけの違いです。
食べ物の呼び名が違うのは麺の太さの違いだったことなんて意外にも知らないものですよね。
太さが違う基準の一つとしてコシの強さが違います。
これによっておいしさの尺度が変わり楽しめますね。
そうめんとにゅうめんの違いは何?発祥地や作り方について知りたい!
そうめんとにゅうめんの違いは調理方法の違いです。
材料は同じそうめんです。
夏に冷たいつゆと一緒に食べるのがそうめんですが、温かいつゆを使って食べるのがにゅうめんです。
にゅうめんは奈良県の郷土料理です。
ご存じでしたか?
漢字で書くと入麺または煮麺の字があてられます。
晩秋の肌寒くなってきたころににゅうめんを作るそうです。
シイタケ、ナス、干しエビ、湯葉、青菜などを薄味に煮込んで茹でたそうめんをさっと煮立てて完成です。
熊本県の南関そうめんや徳島県の半田そうめんなども冬にはにゅうめんにして食べる事が多いそうです。
味噌汁にそうめんを入れて食べるのは当たり前?地域で異なる食べ方とは?
みなさんはそうめんの味噌汁を食べたことがありますか?
一部の地域では当たり前に食べており、違う地域では馴染みがないようです。
ちなみに私は神奈川県民ですが食卓にでてきたことはありません。
鹿児島県民の友人から話を聞いて調理をして簡単でおいしかったのに驚きました。
社会人になってから知ったのでもう少し早く知りたかったです。
どうやら和歌山、大阪京都、島根、福島、長崎等西日本地域では味噌汁の具として一緒ににゅうめんとして食べているそうです。
しかし、一方で北海道、東京、千葉等東日本地域では食べたことないや知らないとの声が多かったです。
地域によって異なるのは面白いものですね。
飲み会の席などの話題で盛り上がりそうです。
まとめ
同じ材料からできているのに太さや調理方法によって名前が異なる事、地域によって馴染み深い料理が違う事を発見できるのは楽しいことですね。
私自身食べる事が大好きで、旅行に行ってはその土地の郷土料理や慣れ親しんだ料理を食べるのを目的に出掛けています。
自分の知らなかったことを知って日々の料理に盛り込んだり、会話の中で違いを楽しめたらより一層楽しくなりますね。
味噌汁そうめんを知らなかった、食べたことがない人はぜひ一度トライしてみてください。