今日会社が倒産しました。38歳エンジニアが経験した壮絶なエピソード

仕事

管理人は38歳の時に勤めていた会社が
倒産して、未払い給与を全額回収できなくなる
という壮絶なエピソードを持っています。

その時生まれて初めて、
会社が倒産するとどうなるのかを身をもって
経験しました。

そして倒産に関する一連の法的プロセスにも
元社員として関わりました。

今回は、

「会社が倒産する兆候とは?」
「倒産したら何をすべきか?」

といった疑問について、

自社の倒産に不安を感じている
あなたに向けて、

管理人の体験も交えながら
リアルに解説してみたいと思います。

目次

会社が倒産する前にゼッタイに見逃してはいけないヤバイ兆候

会社が倒産する前にゼッタイに
見逃してはいけない兆候はこちらです。

【見逃してはイケない倒産の予兆】

  • 社員旅行や忘年会など恒例行事が中止になる
  • 細かい部分まで経費を削減する
  • 設備投資を控えだす
  • 経理が退職する役員が退職する
  • 主要取引先の倒産銀行などの視察がくる
  • 希望退職者を募る
  • 給与の減額手当の廃止
  • ボーナスが出ない
  • ノルマが厳しくなる
  • 評価制度が変わる
  • 取引先への支払い条件が変わる
  • 取引先への支払いが遅れたり回収に取引先がくる
  • 給与や経費の支払いが遅れる
  • 売掛金の早期回収税理士や会計士との打ち合わせが増える
  • 社長の行き先不明な外出が多くなる
  • 住宅や車のローン審査が通らない
  • 資産の売却役員会議が増える
  • 内容証明や督促状が届く
  • 取引業者から付き合いを断られる

…など

管理人がいた会社では

  • 給与や経費の遅配
  • 銀行が頻繁に来社
  • 役員の退社

といった状態が倒産
1年前から続いていました。

当時、新米エンジニアだった管理人の
手取りは19万程度でしたが、

そんなわずかな給与にも遅配が始まり、
毎月の給料日には半額の9万5千円が振り込まれるだけ。。

倒産までの1年間こんな状態が続きました。
毎朝通勤のたびになぜ仕事をしているのか
意味が見いだせず何度も折れそうになったのを覚えています。

その間、同僚や役員がどんどん会社を去り始めていたので

倒産は間近だろうな、とは思っていました。
心の準備だけはしていましたが動くに動けない。。

37歳でやっとの思いで転職したIT業界でまだ
1年未満の経験しかない管理人はここで辞めて
転職活動を始める決断がどうしても出来ませんでした。

会社が倒産!いきなり来る通告の後にスグやるべき3つの事柄

会社が倒産したことを知ったら
かなり焦りますが、落ち着いてスグに
次のアクションを起こしてください。

  1. 経営者もしくは弁護士に連絡が取れるかどうかを確認する
  2. 出勤簿・タイムカード・就業規則など「証拠書類」を保全しておく
  3. すぐに転職先を探し始める


会社は倒産の事実を
事前に社員に伝えることはまずありません。

  • 報道で知る
  • 電話やメールが通じなくなり知る
  • オフィスに貼ってある張り紙を見て知る

従業員はこのようなショッキングな方法で
自社の倒産を知ることになりますが、
怒りや焦りで我を失ってはいけません。

たとえ未払いの賃金があったとしても
国の建て替え払い制度をりようすれば
被害は最小限に抑えられます。

会社が倒産したらどうなるの?40歳目前で無職になったSEの経験談

管理人は37歳の時に
未経験でIT業界に転職しましたが、

管理人にとって最初に就職したこの
会社が倒産をてしまいました。

当時は客先常駐SEとして
社外で働いていましたが、

業務関連で自社にいる上司の携帯に
電話を掛けても電話がつながらない。

固定電話にかけてもつながらない。
というか、

「この電話番号は現在使われておりません。」

というアナウンスしか流れない。
知っている番号に掛けまくりましたが
結果は同じ。

そこで悟りました。

「ああ、ついに倒産したんだ。」と。

倒産した時にはまず思ったことは
未払い賃金とか社会保険のことよりも

「40歳手前でこれから転職をするのは
しんどい。。」

ということでした。

結局、その会社は、
従業員の受け入れ先の会社との
雇用契約までしっかりと面倒を見てくれた
ので職だけは失わずに済んだのは
不幸中の幸いでした。

給料は国の立て替え払い制度を利用して
半年以上待って8割だけ取り返すことが
出来ましたが、請求にあたり勤務記録の提出など
書類作りも結構大変でした。

まとめ

成功者たち中には倒産を複数経験している
方も多いです。

彼らは「成功⇒倒産⇒成功」という
復活劇を経験してより大きな成功を
収めているため、

倒産には何か大きな学びや成功への
重要なヒントが隠されているのでは?

管理人にはそう思えてなりません。

無一文になった人間が前向きになった時
に放つエネルギーは空恐ろしいものがある、

管理人はそう思います。
持たざる者だからこそ出来る
発想や行動がそこには必ずあります。

皆さんも世の中で成功を成し遂げた人々が
どのような復活劇を遂げたのか調べて、

倒産や失敗に隠されている
成功への重要なヒントを見つけ出して
みてはいかがでしょうか?

管理人はその後も突然の解雇など
ちょっとヤバイ経験をしてきましたが、
この業界でなんとか食いつないでこれました。

そして現在は、外資系IT企業の日本法人の
代表を勤めるまでに成長できました。

このブログの読者の中にも
昔の管理人のように仕事や生活の悩みを
抱えている方がおられるかもしれません。

もし良かったら皆さんの悩みや相談を
このブログにコメントしてみてください。
可能な限りお答えしたいと思っています。

今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。