コンピュータースキル、英語スキルと並んで
我々社会人に求めれらるもう一つのスキル
としてお金のスキルがあります。
管理人は若い頃お金のスキルが
あまりにもなかったために
20代後半の時に自動車のために
500万近い借金を作り、
完済した36歳まで非常に辛い日々を過ごした
経験があります。
そこから身をもってお金についての
大切な教訓を学ぶことができました。
とは言っても、
車のために多額の借金する行為は
決して褒められたものではありません。
よく「成功者が、昔は俺はワルだった」的な
ノリで過去の武勇伝を語るようなつもりなど
毛頭ありません。
私のこの経験が、いま借金で苦しんでいる
人の励みに少しでもなれば嬉しいという
純粋な気持ちから、
今回は管理人の過去について記事を
書いてみたいと思います。
目次
借金を完済するまでの経験で私が学んだ人生で最も重要な3つのこと
私が借金を完済するまでの経験で
学んだことはこの3つです。
お金だけは「何とかなる」が通用しない
返済は1日たりとも待ってくれません。
当たり前ですが、借金地獄にハマっていた
頃の管理人はこの事をまるで理解
していませんでした。
お金だけは「何とかなる」が通用しません。
収入が増える予定がないのに
返済は「何とかなる」
と考えるのは間違っています。
身の丈を知る(見栄をはらない)
ブランド品や身分不相応な品物の購入は
借金地獄への入り口です。
一つブランド品を買うと
それに合う別のブランド品が欲しくなり
借金の連鎖が止まらなくなります。
目が肥えてしまえば
もとの質素な生活には戻れなくなるため
要注意です。
投資と浪費の違いを知る
お金を遣うときにこれは
投資なのか浪費なのか考えると良いと
よく言われています。
浪費だと思うなら
お金を貯めてから買うか、
借金をしてまで購入することは避ける
べきです。
大抵個々の認識を誤ることが
原因で人は借金地獄にハマっていきます。
どうしても欲しいものがあった場合
このようにイメージしてみてください。
一度その場を立ち去り、
そしてその商品をすでに手にした自分を
イメージしてみます。
そこへ、あなたが持っているその品を
倍の値段で購入したいという人が現れます。
その商品を2倍の金額で売ってもいいと
思いますか?
それともたとえ2倍の金額であっても
売りたくないと思いますか?
もし前者なら、その買い物は浪費の可能性が
高いかもしれません。
以上3つが、
私が借金完済の経験から学んだ重要な事柄です。
借金を完済してもカードは〇〇だった
クレジットカードの滞納や延滞には細心の注意を
払うべきです。あなたの滞納・延滞履歴は全て
カード会社がアクセスできるデータベースに
記録されます。
後々、カードの審査が通りにくくなったり
利用限度額が少なく設定されるなど
不利益が生じますし、住宅ローンなどの
融資審査にも影響を与えます。
借金返済の延滞が複数回あると
借金を完済した後でも
5年間新規カードの作成ができなかったり
たとえカードを作れたとしても
利用限度額を大幅に下げらるなどの
処置を取られることはよく知られています。
借金を完済した時の気持ちと、完済から10年経って今感じること
500万あった借金を36歳の夏に返済しました。
ATMに最後の返済を振込んだあと
家路につく途中の高揚感は今でもハッキリと
覚えています。
家に帰って風呂に入り、それまで
禁酒をしていましたが、
缶ビールを飲んで一人で祝杯を上げました。
あれから10年経って今思うことは、
「あの時の生活にはもう戻りたくない」
ということです。
お金がない状態が嫌なのではなく
お金に振り回される人生が
嫌なのです。
なので、借金返済後にまず
二度と同じ過ちを繰り返すまいと言う気持ちで
お金のリテラシーについて勉強をはじめました。
FPにも年間契約をして
コンサルをしてもらい家計改善にも
努めました。
貯金・節約だけではなく投資についても
勉強しました。
今思うと借金地獄という経験は
私の性格を180度変えてしまうほどの
インパクトがありましたが、
今となっては
その後の私のお金人生において
強力な手綱となってくれている
頼もしい相棒のような存在です。
【余談】
管理人はこちらの2冊の漫画がとても
好きです。
- 闇金ウシジマくん(真鍋昌平)
- カイジ(福本伸行)
借金地獄に浸かりきっていた頃
たままた病院の待合室で読み、
自分もこの漫画に登場する
愚か者のようになってしまうのかという
強烈な恐怖や危機感を覚えました。
有名な漫画ですが、
こういったものを読んで強制的に
マインドセットを入れ替えることも
おすすめです。
まとめ
管理人は20代の頃、
車でサーキットを走るのが
好きでした。
そして少しでも上位に
入りたくて自分の車をチューニング
しまくっていました。
給料が入ればチューニングのために
お金をどんどん使っていました。
そしてお金が足りなくなれば
クレジットカードやローンを使ってでも
チューニングパーツを買っていました。
気がつけば借金は500万にまで
膨れ上がっていました。
借金だけで毎月10万近く返済をして
いましたが、
運悪く2008年にリーマン・ショックが
到来し、アルバイトで生計を立てている
フリーターだった管理人はクビになり職を
失いました。
返済に困窮した管理人は
半年悩んだ末に手塩にかけて作ってきた
車を売ることに決めました。
借金返済に少しでも足しになればと思い
車を手放したのですが、
査定額を聞いて驚きました。
買い取り価格はたったの50万円でした。
当時、借金は200万まで減っていましたが
車は失い借金だけが150万残ることに
なってしまいました。
そこからは借金返済のために
どんな仕事でもやりました。
遊園地のバイトやブラック企業で飛び込み
営業、山小屋でバイトと高額な収入が見込める
仕事を次々にこなし、半年後の36歳の夏に
全ての借金を完済しました。
どんなに長い道のりに思えても借金は
返し続けていけば終わりはいつか見えてくる
ということも学びました。
管理人は借金返済後に上京し
IT業界に就職しました。
そして今では外資系ベンダーの
日本法人で代表を勤めています。
このブログの読者の中にも
昔の管理人のようにお金や仕事の悩みを
抱えている方がおられるかもしれません。
もし良かったら皆さんの悩みや相談を
このブログにコメントしてみてください。
可能な限りお答えしたいと思っています。
今回も最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました。