【まとめ】新制度始動!! 専門職大学って何?!大学・専門学校との違いとは?

教育

「2019年4月に全国初の専門職大学が高知県に

開校される」というニュースが先日流れました。

専門職大学という、新しい学校制度が

日本で施行されるのは55年ぶりだそうです。

しかし世間一般にたいする認知度はイマイチな

状況です。そもそも、

「専門職大学って何なの?」

「専門学校と何が違うの?」

と疑問を持ったれている方も多いのでは

ないでしょうか。

そこで今回は、専門職大学の特徴や

既存の大学、専門学校との違いなど

気になる点を徹底調査してみました。

https://twitter.com/bc_manavision/status/1063265422718382080

目次

ビジネスオーナーも養成?! 時代の変化のスピードに合った専門職大学

専門職大学とは大学と専門学校の良さを

取り入れ仕事に役立つ知識や技能を身に付ける

ために2019年4月から開始される新しい枠組の

大学です。

教員にはトップレベルの実務家や起業家を

配置したり、企業へのインターンが単位に設定

されているなど、単に即戦力人材の育成を

目的とするのではなく、新たなビジネスを創出

できるハイレベルな人材を育成することまで視野

に入れた学校なのです。

何が違うの?専門職大学と大学・専門学校の違い

さて他の学校との違いですが、

専門職大学は大学の枠組みの中で設置されている

という点です。

専門職大学は大学よりも専門的なことを学び

つつ、専門学校では不可能な学士(専門職)

取得できる点がメリットです。

ご覧のように専門職大学は大学と専門学校の

良いところを取り入れた学校と言えます。

各学校の細かい違いについてはこちら。

  • 専門職大学と各大学の違い
専門職大学 大学・短大 専門学校
特色 教養、関わりたい産業の知識・技術を学ぶ。産業単位で幅広く探求する。 一般教養や知識・理論が中心。学問単位で幅広く学ぶ。 就きたい仕事に直接役立つ技術・資格を習得する。
メリット 学位が取得できる。
時代の流れに即した内容を学べる。
産業をリードする高度人材育成。
学位が取得できる。
選択できる学校・学部が多い。世間からの認知度は高い。
即戦力
デメリット 選択できる学校・学部が少ない。
卒業生が少ない(2019年現在)
カリキュラムが古い。
実務経験者の教員が少ない。最新の現場を知らない教員も多い。
学位は取得できない。応用が効かない。上流の仕事に就くのは厳しい。

 

これから人気上昇?! 専門職大学一覧

申請を取り下げた学校もでたため初年度は

3校でスタートすることになった専門職大学

ですが、2020年以降に開校を目指す学校が

増えています。現在開校認可済み、予定の

専門職大学はこちらです。

  • 平成31年(2019年)設置認可済み専門職大学
学校名 所在地 募集学部(定員)
高知リハビリテーション専門職大学 高知県土佐市 リハビリテーション学部(150)
国際ファッション専門職大学 東京都新宿区、愛知県名古屋市、大阪府大阪市 国際ファッション学部(194)
ヤマザキ動物看護専門職短期大学 東京都渋谷区 動物トータルケア学科(80)
  • 2020年以降の認可を目指す専門職大学
学校名 所在地 備考
i専門職大学 ICTイノベーション学部 東京都墨田区
学校法人片柳学園 情報技術、アニメーション、コンピュータグラフィックス、建築分野
瀬戸内専門職短期大学 香川県高松市
国際観光芸術専門職大学 兵庫県豊岡市 2021年開学を目指す
21世紀起業家養成短期大学 山梨県富士川町 2020年3月末に廃校予定の山梨県立増穂商業高等学校の跡地に設置予定
山形EV専門職短期大学 2021年4月に開学予定
静岡県立農林環境専門職大学
静岡県立農林環境専門職大学短期大学部
長野専門職短期大学

業界で実際に仕事をしていた実務家教員から

時代の変化に合ったカリキュラムを学び、

企業での長期にわたるインターンまで用意

されている。やりたいことが決まっている

学生や学び直しを検討している社会人の方

であればこういった環境は魅力的に

映るのではないでしょうか。

また本人は専門学校に進学したいと決めていても

保護者が大学進学を希望する場合にも最適な

選択肢となることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?専門職大学はまだ

始まったばかりの制度ですが、

既存の形骸化した大学教育を打破することも

期待されています。

私などは、大人になっても死ぬまで

人は学び続けるべきだと考えています。

社会人が再教育のために学校に入り直すことは

海外では特異なことではありません。

世の中が変われば

知識や技術をアップデートするのは

当たり前です。

こういった制度は社会人にとっても

学び直しの選択肢が増えるため個人的には

応援して行きたいと思っています。

この記事が、専門職大学への入学を検討

している方の参考になれば嬉しいです!