海外の国名が漢字で表記されている
のを新聞やニュースでよく見かけますが
どうして? と疑問に思ったことはないですか。
毎日のように目にする
「米」もちろんアメリカですね。
アメリカ「米」の由来は
江戸時代に日本とアメリカで活躍した
【中浜万次郎(ジョン万次郎さん)】が
使われていた「米利堅..メリケン」と言う
言葉からだと言われている説があります。
それで、最初の文字「米」
の字を使い始めたのでしょう。
「英吉利」「仏」そして
「豪州」の謎についても
簡単わかりやすく解説しましょう!
目次
イギリスの表記はどうして「英」?なぜ当て字が「英吉利」なの?
「英吉利」
このイギリスの名称は
19 世紀半ばには中国の
清朝ではもう使われていました。
この漢字だけでなく
他の漢字も使われていたようです。
当て字のように見えますが中国語が
語源になっている説をご紹介しています。
この時代に中国が歴史上交易や外交の為に
地図や書物に漢字表記をされたのが日本に
はいってきたようです。すごいですね。
それで、最初の文字「英」
の字をイギリスの表記としました。
なぜか日本人だけが今でも
この国を「イギリス」と呼んでいます。
不思議ですね。
江戸時代には「エレゲス」
と呼ばれていたのですが「イギリス」
と名前に変わっていったようです。
フランスの表記が「仏」なのは、なぜ?まるで「仏」教の国みたい?
「フランス..仏蘭西」1850 年ごろまで
中国は広州,香港が西洋との交流の場で
ありました。そこで話される広東語では
「仏」をファと読むので、フランスの名
称としてマッチグッドのようでした。
それが、江戸時代の日本に伝わり当時は
いろいろな漢字で書き表していましたが
明治時代に入って「仏蘭西」と漢字表記され
最初の文字「仏」の字で表記されています。
「仏」教の国みたいに見えますが
宗教は、カトリック、プロテスタント
ユダヤ教とイスラム教です。最近は
仏教に関心を持つ人達もいるようですね。
オーストラリアの表記は「豪」!なぜ「豪国」でなく「豪州」なの?
江戸時代の世界地理学者の「箕作省吾」さん
が編訳した「新製興地全図」に初めて「豪斯
多棘里」オーストラリアと表記されました。
この頃の中国では
もうさかんにオーストラリアと交易を
していたので、漢字表記の名前があって
広東語では「豪」はオーと聞こえるようですね。
やはり、中国語が語源になっているようです。
なぜ「州」なのかですが
この当時の「坤輿図識..こんよずしき」
こちらも箕作省吾さんの編述です。。
の中に現在のオセアニア州の地域に
しっかりと「州」って表記されています。
なので、オーストラリアは
「豪州」と表記されたようですね。
まとめ
江戸時代に日本へ
渡ってきた人々によって
海の向こうにはまだ知らない国があり
文化があるんだと知って漢字で外国を
表して書き留めていたのですね。
今でもそれを使われているのに
感動します。素晴らしいことです。
また、ジョン万次郎さんがアメリカを
「メリケン」と聞こえて使っていたのも
思うには、ヨーロッパ人は第二母音にアク
セントをつけて発音するので「ァメリケン」と
聞こえたんだろうなと想像します。みなさん
ヨーロッパ人やアメリカ人の会話にじっと耳を
傾けてみて!「ァメリケン」と言っているのが聞こえるかもね。