「塩が温度を下げる」
これ、習った記憶あります。
でも、「なぜ?」と聞かれたら
「・・・」、すぐには答えられません。
この塩と温度の関係を
わかりやすく説明しながら
塩と氷を使って遊んでみましょう。
目次
氷に塩をかけて温度が下がるにはどのくらいの量の塩が必要?
まず、なぜ氷に塩をかけると
温度が下がるのか説明したいと思います。
- 氷は溶けるときに周りの温度を
下げる水に入れた氷で考えてみましょう。氷が水の中で溶ける時に
周りの水の温度を下げていきます。 - 水の中で溶ける速さに注目氷は
ゆっくりと溶ける性質があります。周りの温度が0度の状態を
保つように溶けていきます。氷が急激に溶ける性質を持っていたら
水も0度以下に下がっていくのですが
ゆっくりなので0度を保ちます。 - 塩を混ぜると!
水に塩を混ぜると氷が溶ける
スピードを速める性質があります。②で書いたように、氷の溶ける
スピードが速まると、水の温度は
0度よりもどんどん下がっていきます。
氷と塩でアイスが作れる?!子供と一緒に作れる簡単レシピを紹介!
氷と塩で温度が
ぐんぐん下がる現象を利用して
アイスクリームを作ることができます。
とても簡単なので
材料を用意して早速作ってみましょう。
[材料]
- 牛乳 100cc
- 生クリーム 50cc
- 卵 1個
- 砂糖 45g
- バニラエッセンス 数滴
[用意するもの]
- 塩 330g
- 砕いた氷 1kg
[作り方]
- 大きなボウルに
氷と塩を入れて混ぜます - アルミ製のボウルに材料を
入れて氷の上に置き混ぜます - 混ぜているうちにどんどん
固まってアイスが出来上がります
氷に塩をかけると氷が糸で釣れる?!氷や塩の分量はどのくらい?
塩で氷が溶けるスピードを速めて
温度を急激に下げる性質を利用して
楽しい実験をしてみましょう。
氷釣りをやってみましょう
[用意するもの]
- たこ糸 20cm
- 割り箸
- 水
- 氷(2~3cm角)
- 塩
- 計量スプーン(小)
- 皿
[手順]
- 割り箸にたこ糸を付けて釣ざおを作ります
- お皿の真ん中に小さじ3杯の塩を山盛りにします
- 冷凍庫から出した氷を手に乗せて表面だけ溶かします
- 氷を塩の上に置いて、上から押します
- たこ糸の先を2cmくらい水で濡らして
氷の上に寝かして30秒くらい待ちます - 釣ざおをゆっくりと持ち上げます!
塩と氷が合わさることで表面が
溶けた氷がたこ糸を巻き込んで
凍るので持ち上げることができるんです。
まとめ
以前テレビで、ビールを
すぐ飲みたいけど冷えて
いない時の裏技をやっていて
それにも氷と塩が使われていました。
冷凍庫にある氷を大きめの
容器に入れて塩を混ぜて、常温の
缶ビールを入れてぐるぐると回すんです。
2分程度でキンキンに冷えたビールになります。
https://twitter.com/Baekaich/status/1196017346055303168?s=20
この氷と塩の現象は
工夫しだいで生活の身近な
ところで使えちゃいますね。